おやこCAN > 特集:緑のカーテンを育てよう!

STEP2 緑のカーテンを育てる!初心者は育てやすいゴーヤーがお勧め。「栄養豊富な土をたっぷり」「植えすぎない」「ネットをぴんと張る」の3つで失敗知らず!

苗を植える

ゴーヤーの苗を植える時期は5月()がベスト。土の栄養状態と量で生育の善しあしが決まります。苗の数が多すぎると葉は大きくならず、よく茂りません。
*地域差があります。

ネットの設置

●場所を決める
日光を遮りたい場所(=葉に光が当たる場所)に設置します。その際、水やり、実の収穫のしやすさ 、洗濯物を干すとき邪魔にならないことなども考えましょう。

●突っ張り棒を立て、ネットをぴんと張る
床と軒に突っ張り棒を設置します。ネットがプランターより 外側にくるようにしておきます。ネットの上下で支柱を編み目に交互にくぐらせ、上はさお受けに通し、下は突っ張り棒と交差する両端部分を、ネットと一緒に結束バンドで留めます。

水やり

苗が小さいころは水やりを忘れると枯れてしまいます。土の表面が乾いたら、鉢底から水が流れるまでたっぷり与えましょう。梅雨時は控えめ にし、真夏になったら朝晩2回、水やりをします。

誘引と摘心(つるを広げる)

つるが勝手な方向に伸びて、葉の茂り方が偏らないよう、つるが伸びてほしい方向にネットに絡めて導いていきます(誘引)。伸びて いくつるの先は、好きな位置に絡 ませましょう。
全体が1mほど伸びたら、親づるの先を手で摘み取ります(摘心) 。そうすると、つるは横に枝分かれした子づる、孫づるを伸ばし、やがてネットを覆うように広がっていきます。

追肥

苗が小さいころは水やりを忘れると枯れてしまいます。土の表面が乾いたら、鉢底から水が流れるまでたっぷり与えましょう。梅雨時は控えめ にし、真夏になったら朝晩2回、水やりをします。

追肥

ゴーヤーの実は花が咲いてから2〜3週間で収穫できます。新鮮なうちに収穫しましょう。実が終わり葉も枯れだしたら、緑のカーテンを撤去します。ネットに絡まったつるは、前もって所々をはさみで切っておくと外しやすくなります。ネットや突っ張り棒、支柱などは再利用できます。

肥料

苦みが苦手な子どもでもおいしく飲める、ゴーヤージュースを作ってみましょう。材料をミキサーに入れるだけなので、とっても簡単です。

材料(2〜3人分)
*ゴーヤー(半分に切って種を取ってスライス、1/4本くらいを目安に)
*リンゴジュース(100ml)
*牛乳(100ml )
*バナナ(1/2本)

 
ベランダ栽培 ここに注意
  • マンションのベランダの場合、手すりに寄りすぎた所に設置すると、水、花や葉、実などが 外に落ち、近隣の迷惑になるので、注意しましょう。
  • 避難経路などの緊急用共用部分はふさいではいけません。
  • ベランダの排水口は、流れ出た土や葉などが詰まらないようにネットをかぶせておき、土や 葉がたまったら取り除きましょう。
ほかにも、こんな緑のカーテンができる!ゴーヤー以外にも初心者が育てやすい植物があります。日よけ効果のほかにも楽しみがいっぱい。

花を楽しむ 琉球アサガオ

花のカーテンを作りたいなら、アサガオがお勧めです。代表的なアサガオには日本アサガオ、西洋アサガオ、琉球アサガオなどがあり ますが、緑のカーテンには、つるの成長が早 い琉球アサガオが向いています。1日中青い 花を咲かせ、夕方にピンク色に変わり、秋まで咲き続けます。
※琉球アサガオは「ノアサガオ」「宿根アサガオ」などとも呼ばれます。

[植え付け時期]  
5月上旬ごろに苗を植える。花を付けるのは6月下旬ごろから。
[管理]
つるはどんどん伸びてあっという間に広がりま す。伸びたつるが土に触れると根を出し、ほか の植物を駄目にしてしまうこともあるので、土 に付いた部分があったらすぐに取り除くことが 大事です。冬に撤去するときは根元から引き抜かずに、根元のちょっと上を切って残しておくと、春になってまた伸びてきます。

実を楽しむ オキナワスズメウリ

春から秋にかけて、小さいスイカのような白い縦じまの実がなって、もりもりと葉が茂り ます。丈夫で育てやすく、緑のカーテンにぴったりの一年草です。

[植え付け時期]
5月中旬ごろに苗を植える。実を付けるのは7月上旬ごろから。
[収穫]
緑から赤に熟していく変化がおもしろい実ですが、食べられません。部屋に飾って楽しみ ましょう。