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RSウイルス感染症

細気管支炎や肺炎に至ることも

 長引くせきやゼーゼーした呼吸が特徴のRSウイルス感染症。3歳までにほとんどの子どもがかかり、その後も繰り返しかかります。
 3歳以上なら風邪症状で済みますが、乳児(1歳未満)が感染すると重症化しやすく、細気管支炎、さらには肺炎に至り、入院が必要になることもあります。家族の中に乳児がいる場合は、二次感染に注意しましょう

DATA
病原体
RSウイルス
感染経路
飛まつ感染、接触感染
潜伏期間
2~8日
発症期間
数日~1週間
流行期
11~3月
 
  • 対応のポイント
  • 乳児に感染させない
マイコプラズマ肺炎

夜間のせきが特徴 肺炎悪化で入院も

 風邪と見分けにくい病気ですが、しつこいせきが特徴です。肺炎には至らず、気管支炎や風邪症状だけの場合もあります。
 マイコプラズマに効果のある特定の種類の抗菌薬で治療することが大切です。悪化すると、たんが絡んだせきで眠れなくなったり、肺に水がたまって入院が必要になったりします。部屋を加湿し、水分をしっかりとって静かに過ごしましょう。

DATA
病原体
マイコプラズマ(微生物)
感染経路
接触感染
潜伏期間
2~3週間
発症期間
2、3日~1か月以上
流行期
12~1月
 
  • 対応のポイント
  • 処方された薬を飲む
溶連菌感染症

抗菌薬を最後まで飲んで再発・感染を防ぐ

幼児~学童がかかりやすい感染症です。急な発熱とのどの痛みが主な症状(熱は出ないことも)。発しんやかゆみ、舌がイチゴのように赤くなるイチゴ舌、おう吐などが見られる場合もあります。
 溶連菌を完全に退治するまで、抗菌薬でしっかり治療しないと、リウマチ熱や腎炎などの後遺症を残すことがあるので注意しましょう。
 まれに皮膚に感染して、伝染性膿痂疹(とびひ)を引き起こすこともあります。

DATA
病原体
マイコプラズマ(微生物)
感染経路
接触感染
潜伏期間
2~3週間
発症期間
2、3日~1か月以上
流行期
12~1月
 
  • 対応のポイント
  • 症状が治まっても薬を飲む
2 今すぐできる!感染症予防

家族全員が感染症にかからずに、冬を乗り越えられるのがいちばんです。そのためには日ごろの予防が第一! 「知っているつもり」の予防法を、再確認しておきましょう。

●手洗い・うがいをする

 外から帰ってきたら、手洗いとうがいをするよう習慣付けましょう。うがいには、口やのどに付着したほこりなどを洗い流す役割があります。また、のどの粘膜の潤いを保って、感染しにくい状態にする効果もあります。

●マスクをする

 鼻、口、あごを覆うように着け、マスクの上から鼻の両わきを指で押して凹凸に沿うようにします。マスクと顔の間に、できるだけすきまを作らないようにすることが大切です。

●湿度管理をする

 空気が乾燥すると、ウイルスが飛散しやすくなったり、のどの粘膜が弱くなって感染しやすくなったりします。加湿器などで、湿度を50~60%に保ちましょう。ただし、かび防止のため1日1回は換気を。

●予防接種

 インフルエンザ以外にも、ロタウイルスのワクチンが、2011年から認可されています。
 インフルエンザワクチンは、感染予防や重症化予防の効果があり
ます。卵アレルギーが強い場合は受けられません。かかりつけ医と相談し、十分な説明を受けてから接種しましょう。
 ロタウイルスのワクチンは、赤ちゃんの感染予防のための飲むワクチンです。生後14週までに開始し、4週間隔で、生後24週までに2回、あるいは32週までに3回接種します。WHO(世界保健機関)ではロタウイルスのワクチン接種を勧めています。

●台所での感染症予防

 ウイルス性胃腸炎は、特に食品や調理器具を介した二次感染に注意しましょう。
 食品は、中心の温度が85~90℃の状態で90秒以上加熱します。特に、ノロウイルスの原因食材となりうるカキやアサリなどの二枚貝を扱うときは気を付けましょう。
 まな板や包丁、食器、ふきんなどは、洗剤で洗ったあとに85℃以上で1分以上加熱するか、消毒液にひたして消毒します(消毒液の作り方は「3 素早く確実に! おう吐物の処理と消毒」を参照)。

3 素早く確実に!おう吐物の処理と消毒

ウイルス性胃腸炎を引き起こすウイルスの中で、ノロウイルスやロタウイルスは、感染力が最も強力です。おう吐したら、まずはこれらのウイルスの感染を疑い、適切な対応をして二次感染を防ぎましょう。

●おう吐物を処理する

1.ビニール手袋とマスクを着け、換気のために窓を開ける。

2.おう吐物を新聞紙やペーパータオルで覆い、広げないように包み込んでぬぐい取り、ビニール袋に入れ、口を縛る。
※おう吐物は乾くとウイルスが空気中に浮遊しやすくなるので、乾く前にふき取ることが大切です。

3.おう吐物のあった場所を、消毒液(作り方は下表参照)を染み込ませたペーパータオルでふき取る。

4.2の袋と3のペーパータオル、ビニール手袋、マスクを別のビニール袋に入れ、しっかり口を縛って処分する。
 

5.石けんで丁寧に手を洗う。

●汚れた物を消毒する

おう吐物の処理が終わったら、おう吐物が飛び散った可能性のある家具や服、布団カバーなども消毒しましょう。おう吐物は、約1メートルの高さからおう吐した場合、半径2メートル程度に飛び散ります(東京都感染症情報センターの実験より)。

消毒液の作り方

ノロウイルスの感染力や毒性を完全に失わせるためには、次亜塩素酸ナトリウムを使って消毒します。次亜塩素酸ナトリウムは薬局やインターネットで購入することができます。家庭にある塩素系漂白剤にも次亜塩素酸ナトリウムが含まれているので、代用できます。

  おう吐物が直接付いた物を消毒する場合 接触感染の可能性がある物を消毒する場合
用途

・床、トイレなど→ふき取る

・衣類、シーツ、食器など→つけ置きする

・便座、取っ手など→ふき取る

・食器、おもちゃなど→つけ置きする

次亜塩素酸ナトリウム濃度

0.1%

0.02%

市販の塩素系漂白剤(塩素濃度約5%)を使用した作り方

500㎖のペットボトル1本の水に原液を10㎖(ペットボトルのキャップ2杯)

2ℓのペットボトル1本の水に原液を10㎖(ペットボトルのキャップ2杯)

消毒液の作り方

色物の洋服やじゅうたんなどの大きなものは、消毒液を使うことができないため、加熱消毒をしましょう。85℃で1分以上が目安です。
 色物の洋服は、煮沸消毒をするか、スチームアイロンをかけます。じゅうたんや布団は、おう吐物をぬれぞうきんでふき取り、スチームアイロンで蒸気を1分以上当てましょう。

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