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特集:笑顔が増える オンリーワン子育てのすすめ

「まだこれができない」と不安を感じたり、「また怒ってしまった…」と落ち込んだりしながら毎日を過ごしている方も多いのではないでしょうか。ストレスが減り、我が子に合った育児を見つけるヒントを紹介します。

監修/岡村佳子 (東京未来大学こども心理学部教授)
構成・文/井上 幸 イラスト/
猪原美佳

子どものペースに足並みを合わせて

 育児にストレスを感じる人はたくさんいます。しかし、だれしも生きていくうえで、ある程度のストレスは避けられませんし、ストレスを感じるのは、何よりも育児を優先している証拠でもあるのです。まずは、頑張っている自分を褒めてあげましょう。そして、自分の工夫でストレスを減らすことができないか考えてみましょう。
 忙しい毎日、子どもをじっくり待つことができず、大人はつい自分の生活に子どもを合わせようとします。しかしそれが子どものペースや欲求とのずれを生み、自身のストレスを招きます。まずは、子どもと足並みを合わせることを意識してみましょう。

自分らしく、我が家流子育てを

 親だから常に穏やかに子どもと接しないといけないと思っていませんか。大人だって、体調や状況で気持ちに波があるのは当然のこと。特に女性は、生理の周期で気持ちが変化しやすいものです。少しくらい怒っても、後に引きずらなければ大丈夫。「自分の気持ちが出せるわたしも結構いいよね」と大らかに考えることが、まずは大切です。
 とは言え、生理や体調の波で子どもへの対応が変わりやすいことは事実です。そこでお勧めしたいのが“親子ノート”を付けること。子どもとのかかわり方を見直し、ストレスを感じる原因を考えるために役立ちます。また、記録のために子どもをよく見つめることで、子どもの欲求や特性が分かり、“我が家流の子育て法”の発見につながります。

他者と比較をしない自分らしい育児であればこそ、ストレスも少なくなるでしょう。

成長とともにイライラや不安の内容も変化。どう対応する?

 純粋むくな赤ちゃんの時期を過ぎ、自我が芽生えてくる2歳ごろ。「いや!」ということも増えてきます。そんなときは「許せる範囲」を広げるとイライラもダウン! 歯磨きを嫌がる日は、口をすすぐだけでOKにするというように完ぺきは目指さないことです。
 また、必ずこの時間に、この順番にやらなければいけないと考えず、タイミングをずらして、機嫌を見ながらやることもポイントです。

 友達がもうパンツになったと聞くと、つい焦ってしまうのがトイレトレーニング。たしかに、トイレで用が足せて手間の掛からない子は親にとって“いい子”でしょうが、親の都合で急かすのはお勧めできません。
 ぎりぎりまで我慢して失敗ということが続くと怒りたくなりますが、たまっても熱中して遊ぶパワーを持つことも必要です。「出るのは健康のあかし、我慢するのは強さの印」と大らかに構え、自然におしっこが言えるのを待ちましょう。

 生活面で自立してきて親から少しずつ離れるようになると、気になるのが友達関係。一般に4歳では3~4人の小グループ、5歳ではさらに大きな集団で活動するようになります。でも、大人でも人付き合いには個人差があるように、子どもが集団に慣れるスピードもまちまちです。
 同じ年齢間の友達作りが難しいときは、まず“年上の女の子”と仲良くなるのも一つの方法。子どもは、年上の女の子→年下の子→同じ年の子の順に仲良くなりやすいと言われています。焦らなくても、時期が来れば集団の中で一体感を持つことはできるようになるものです。

 入学に備えたい気持ちは分かりますが、子どもは興味がわかないものは覚えられないことも。小学校でみんなで楽しく勉強を始めれば、文字や数への関心も出てきて、すぐに差もなくなります。周囲の子と比較して「どうしてできないの?」と怒るのではなく、今できていることを褒めましょう。
 子どもは生活や遊びの中で、自然といろいろなことを吸収していくものです。さまざまな体験や身近な物を通して、興味の芽が育つのをゆっくり待つことも大切です。

「親子ノート」で我が子に合った子育て法を見つけよう!

子どもと自分のことをよく知れば、自分たち親子ならではのかかわり方が見つかります。試しに1か月間、親子ノートを付けてみませんか。日々の記録を振り返ると、いろいろな発見があるはずです!

※子どもが保育園に通う、平日のケース。

成長とともにイライラや不安の内容も変化。どう対応する?
①食事内容

子どもの体調・好き嫌い・しこうの変化が分かります。できれば朝夕2食分、難しい場合は朝食だけでも。朝の食事の様子で、その日1日、元気に過ごせるかが分かります。「笑顔で食べた」「顔をしかめた」など表情の変化もチェック。

②睡眠時間と機嫌

我が子に必要な睡眠時間や、眠くなるタイミングなど、生活リズムがつかめます。
できれば園での昼寝時間も記入を。家の場合は寝起きの機嫌もチェック。

③子どもの様子と自分の対応

その日の印象に残ったことを簡潔に。自分の体調や気分の記録と照らし合わせると、対応のパターンが見えてくることも。

④スキンシップの時間

1日20分のスキンシップで、子どもの心は満たされるそうです。「今日は足りなかったな。明日は増やそう」など今後の参考に。

⑤自分の体調や気分

月経周期内の心と体の変動を知るために記入します。月経リズムと食欲や食べ物のしこうは関係があるので、できれば食事内容も記入を。

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