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夏の健康管理

 日本の夏は厳しいですね。でも、子どもたちにとっては楽しみな季節。健康管理に配慮し、熱中症などの事故に気を付けて、元気いっぱいお過ごしください。

<生活リズムを整えて>
★暑いだけで体力を使います。とても疲れるので、夜はしっかり眠るように。
★食事のバランスにもご注意を。甘い物や水分を多くとりがちですが、ほどほどに。
食事やおやつの内容に気を配りましょう。
★汗ばんでいたり、汚れたままでいたりすると皮膚のトラブルをおこしてしまいます。
汗疹(あせも)や膿痂疹(とびひ)にならないために、毎日入浴やシャワーをしましょう。

<熱中症に注意を>
暑い日が続くと、熱中症も心配。
熱中症とは、水分や塩分が異常に少なくなり、体内に熱がこもった状態です。子どもはまだ体温調整機能が未熟なので、こまめに水分や塩分をとらせ、おとなが様子をきちんと見てやる必要があります。

 熱中症はときには命を落とすほどの重症な病気。低年齢の子どもほど重症化が早いので、あらかじめその症状と対処法を知り、早い段階で発見し、きちんとケアをすることが大切です。段階別の症状と対処法を紹介しますので、参考にしてください。

  1. フラっとしてめまいやたちくらみがあったら、すでに熱中症になっているかも。顔色が悪く、元気がなかったら熱中症を疑いましょう。涼しいところへ行き、水分と塩分をとらせます。
  2. もし頭痛や吐き気、おう吐などがあり、症状が強い場合には、早めに医療機関に向かいましょう。医療機関に向かう間も、水分や塩分の摂取を行います。
  3. さらに、意識がないなど、重症の場合は、ためらうことなく救急車を呼んでください。水分は無理に与えず、体の冷却を行ってください。

 まずはやはり予防が大切。熱中症にならないよう、十分に注意をしてくださいね。

プロフィール
塚田次郎 先生

新潟県上越市にある「塚田こども医院」の院長。
自治医科大学卒業後、新潟市民病院にて臨床研修。新潟県立坂町病院小児科勤務を経て、1990年に塚田こども医院を開設。
2001年には「わたぼうし病児保育室」を併設し、「断らない病児保育」を通して地域の子育て支援に取り組んでいる。
日本小児科学会認定医。
テレビ、ラジオ、講演会などでも活躍中。
URL:https://www.kodomo-iin.com/

「認定NPO法人 世界の子どもにワクチンを 日本委員会(JCV)」
1994年、第79代内閣総理大臣夫人、細川佳代子によって設立。寄付を募り、予防可能な感染症で命を落とす子どもが数多くいる国々に、ワクチン及び関連物資を贈る活動や、国際協力の重要性への理解を深める活動を行っている。
URL:https://www.jcv-jp.org/
FB:https://www.facebook.com/one.polio
こちらのページの「いいね」を押していただくと、支援企業の協力により20円がJCVに寄付されます。

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