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父ちゃんからの手紙

Vol.3 高知

林太郎へ

 今日は高知県からです。高知には昔、ばあちゃんのおうちがあって、たくさんのよう怪がいました。「いい子にしないと”えんこう”が来るよ」。父ちゃんが小さいころ、ばあちゃんがよく言っていました。”えんこう”は川に住むよう怪で、悪い子を川に引き込みます。父ちゃんは怖くて、いつもばあちゃんの言い付けを聞きました。

 高知は今日、「えんこう祭り」です。橋のそばにショウブの葉で小さな社やしろを作り、”えんこう”の好物、キュウリの塩もみをお供えします。子どもたちはみんな社の前で手を合わせ、夏の川遊びの安全をお願いします。

 言うことを聞かない子には怖いことをするよう怪も、いい子にして仲良くなれば、いつもそばにいて見守っていてくれるんだね。

公文健太郎プロフィール

1981年生まれ。1999年から、ネパールを舞台にドキュメンタリー写真を撮り続け、写真集やエッセイ、写真展などで発表。また、近年は世界各地にテーマを持ち、作品づくりを続けている。写真集に『大地の花―ネパール 人びとのくらしと祈り―』(東方出版)、『BANEPA―ネパール 邂逅の街―』(青弓社)、フォトエッセイに『だいすきなもの―ネパール・チャウコット村のこどもたち―』『ゴマの洋品店―ネパール・バネパの街から―』(ともに偕成社)などがある。2012年日本写真協会新人賞受賞。

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