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体にしみこませて!いろいろなルール

 社会性を育てるには、まずは身近な生活に関するルールを身につけることです。基本的生活習慣の獲得には大きく2種類に分けられます。1つは洋服の着脱、排泄、歯磨きなど「生活技術」に関すること、もう1つは道路は右側を歩く、朝起きたら挨拶をする、順番を守るといった生活をするうえで必要な「ルールの遵守」です。今回は、この「ルールの遵守」についてのお話です。

 このようなルールを守ることは、幼児期に徹底して身につけさせておくことが大事になります。友だちと楽しく遊べるのも、家族が笑顔で過ごせるのも、まずはこの基本のルール、つまり、約束事の実行が大前提になります。

 町を歩いていると、歩きながらタバコを吸い、平気でポイ捨てをする人、電車の中で、いけないというのに携帯電話をしている人、信号が赤なのに渡る人、順番の中に割り込む人など困った大人を結構見かけます。そんな大人たちが子どもに対してルールを守りなさい、という資格は絶対にありません。少なくともまずは、身近な両親が率先してルールを守り、お手本を見せることです。

 子どもは、環境でどうにでも左右されます。お父さん、お母さんの明るい朝の挨拶、食事のときの「いただきます」「ごちそうさま」、お出かけの「いってらっしゃい」の挨拶、交通ルールの遵守などを真似ていくことで社会性が知らず識らず育っていくのです。

 生活に関するいろいろな約束事を守れるかどうかは、せんじつめていうならば、周りの人といかに快適なつきあいが出来るかということです。ですから、幼児期から繰り返し繰り返し徹底させておくことで、それこそ、無意識に行動をとってしまうくらいにさせておくことが大事です。それには、両親の正しい見本が絶対に必要です。子どもがやがて幅広い社会性を身につけていくためにも・・・。

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