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インプリンティング

 インプリンティングという言葉を聞いたことがありますか。あまりなじみのない言葉ですよね。このインプリンティングという言葉は、日本語では、「刷り込み」あるいは「刻印づけ」と言います。オーストリアの動物行動学者であるローレンツが提唱した鳥類の生得的な生まれつきの行動のことです。

 端的に言えば、ハイイロガンのひなが孵化してから、最初に見たものを親だと思い込む現象のことです。実際にローレンツが観察していたとき、ひなが最初に彼を見て、親だと思い込み、後を追っかけたという有名な話があります。なんだか愉快な話ですね。

 このことから、インプリンティングは、親子関係にとって極めて重要なファクターであることが推測されるでしょう。人間の赤ちゃんで言えば、生まれてから一定の時期に、最初に出会う母親(あるいは養育者)との十分な接触があるかどうかが、やがての育ちに影響があるのではと考えられる示唆を与えてくれています。つまり、十分な接触から生まれる愛着形成がとても大事であるのではないかということです。

 保育園の乳児(0歳児)の保育では、一人の乳児に対して固定した担当保育士が受け持つ施設が多いのも、この愛着形成を確かなものにすることを大事にしているからです。

 家庭においても、乳児の養育については、できるだけ特定の大人(母親や父親、あるいは養育者)との触れ合いを密にして、安定した心理的なよりどころを作り、良好な精神状態で生活できる環境を与えることが望ましいでしょう。

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