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ちょっとおかしいですね「ばっかり食い」

「ばっかり食い」って聞いたことがありますか。これは、卓上に並んだ料理を、ご飯ならご飯だけ、味噌汁なら味噌汁だけ、おかずならおかずだけ、と順番に食べきっていくことを言います。つまり、口中には1種類の食べものしか入っていません。

 保育園の給食風景を観察しますと、ご飯だけ一生懸命食べている子どもやおかずだけという子どもが少なからずいます。「どうして一緒にたべないの?」と聞きますと、「だって、口の中に混ざると気持ち悪いんだもの」という返事です。こういった口中のなかに1種類しか入れない、いわゆる「~だけ」「ばっかり」という子どもたちが保育園のみならず小学校でもいるということです。

 おそらく、家庭での食事の習慣がそうなっているのではないかと推測されます。また、親がそれを良しとしているか、はたまた、子どもの食べ方に無関心なのではないかとすら思えます。施設においては、その食べ方は栄養摂取や咀嚼などで問題ありということで、食べ方の指導をしています。

 それは、「三角食べ運動」です。例えば、味噌汁を一口飲んだ後、ご飯と次におかずを一緒に口に入れ、よく噛んで食べるようにします。そして、また、味噌汁を飲むといった具合に三角の形で順番に口に入れ、食を進めていく方法です。

 このようにご飯もおかずも一緒に食べることで咀嚼力や栄養のバランス摂取などいろいろな形で好ましい影響があります。ですから、まずは家庭で親がまずお手本を示してあげることが大事になってきます。親子で楽しい雰囲気の中で食べることも大事ですが、食べ方にも注意をはらっていただきたいのです。

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